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オナニーの達人 仙人がやさしく教える、からだの練習帳

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第6章 こんな時は専門家へ

⏱ 読む時間の目安:約4分

極意の最後は、「ひとりで抱えない」ことなんだ。どんな達人にも師がいる。体のことで気になるサインがあったら、専門家の力を借りるのも、この道の大事な技のひとつだよ。

受診を考えたいサイン

産婦人科クリニックの解説では、受診の目安をこう示している。出血が多い、痛みが強い、熱や下腹部の強い痛みがあるときは、すぐに受診を。1〜2週間続く痛みやひりひり感、乾燥による痛みは、近いうちに相談を(海老根ウィメンズクリニック)。軽い違和感が一時的で、原因がはっきりしているなら様子を見てもよい、という段階分けも参考になるよ。

痛みは珍しいことではない

イギリスの全国調査では、性行為のある女性の7.5%が、過去1年のあいだに3か月以上続く性交時の痛みを報告していた。痛みは、腟の乾燥、性への不安、楽しめないことなどと強く関係していた(Mitchell ら, 2017)。

この調査はイギリスで行われたもので、示しているのは関係なんだ。乾燥が痛みを生むのか、痛みが不安を生むのか、といった順番までは分からない。だからこそ体と心の両方から見てもらうことが大切だ、と著者たちも結論で述べているよ。

痛む場所も、原因を考える手がかりになる。先ほどのクリニックの解説では、こう整理している。入り口あたりの痛みには、皮膚の病気や、菌やウイルスなどによる病気(感染症)、腟の内側がやせて薄くなること(腟の萎縮)などが関わることがある。奥のほうの痛みには、子宮の内側に似た組織が子宮の外にできる病気(子宮内膜症)や、子宮の筋肉にできるこぶ(子宮筋腫)、骨盤の中の炎症などが関わることがある。どちらも自分では見分けられない。だから「入り口か、奥か」をメモして伝えるのが、いちばんの近道なんだ。

何科に行けばいい?

内診が不安なときは、予約や受付の段階で「内診がこわいです」と伝えてみよう。事情が分かれば、医療者も進め方を考えやすくなるんだ。

性暴力にかかわる相談

望まない性的な経験がきっかけで、触れること自体がつらくなる人もいる。性犯罪や性暴力の被害の相談は、全国共通の短い番号「📞 #8891(はやくワンストップ)」にかけよう。いちばん近くの、必要な支援をまとめて受けられる窓口(ワンストップ支援センター)につながる。携帯電話などからは通話料無料だけれど、インターネット回線を使う電話(IP電話)の一部からはつながらない。受付時間はセンターによって違うよ(内閣府男女共同参画局)。

受診の前にメモしておくと楽なこと

ひとりでの性行為のことを話すのは、はずかしいかもしれない。でも、それも体の使い方についての大切な情報なんだ。言える範囲で伝えれば十分だよ。痛みが出る場面を具体的に話せると、原因を探す手がかりになるよ。

相談するのは弱さではなく、自分を大切にできる強さなんだ。道を極めるというのは、いつでも自分の体の声に耳をすませることだと、わたしは思っているよ。

修行のお題 「いつものわたし」を記録しよう。1か月のあいだ、生理の日、おりものの様子、気になった違和感を、スマホのメモに1行ずつ。いつもを知っていれば、いつもと違うことに早く気づけるよ。

参考にした資料

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