18歳未満の方は閲覧できません

このサイトは成人向けの性の健康の情報と、商品の紹介を含みます。

18歳未満です(退出)
オナニーの達人 仙人がやさしく教える、からだの練習帳

当サイトはアフィリエイト広告(PR)を利用しています。紹介している商品のリンクから購入されると、運営者に報酬が支払われることがあります。医療の診断に代わるものではありません。

← 女性編の目次

第4章 うまくいかない時

⏱ 読む時間の目安:約3分

修行の道には、足ぶみする日もある。それは当たり前のことなんだ。ここでは、よくある悩みをひとつずつほどいていこう。

届かない

まず知っておいてほしいのは、あなただけではないということ。アメリカで、かたよりなく選ばれた(無作為に選ばれた)女性1,749人の調査がある。そのうち24%が、オーガズムについての困りごとを答えていた。これは、女性の性の悩みの中で2番目に多いものだとされている(Meston ら, 2004a)。クリーブランド・クリニックの解説では、これまで一度もオーガズムを経験したことがない女性は、最大で15%ほどいるとされているよ。

届きにくさには、いろいろなことが関わる。疲れやストレス、不安、ホルモンの変化、持病、飲んでいる薬などだ。たとえば、うつや不安のために使われる薬の一種(SSRI)は、性の反応に影響することがあると説明されている(クリーブランド・クリニック)。気になるときも自分の判断で薬をやめず、処方した医師に相談しよう。

専門家による支援の場では、体の知識を学び、ひとりで自分の反応を確かめていく練習が使われてきた。これは「誘導マスターベーション」と呼ばれる。考え方や行動のくせを見直す治療(認知行動療法)の一部として使われてきたものだ(Meston ら, 2004a)。このサイトで続けている「観察して、1つずつ変える」練習も、その考え方と重なるところがあるんだ。

行き詰まったら、次のことを試してみよう。

痛い、ひりひりする

痛みは「ちょっと待って」という体からのサインなんだ。まず手を止めよう。そして、すべりをよくする液(潤滑剤)を足す、圧を弱める、といったことを試そう。先端をおおう皮膚のフード(包皮)の上から触れるなど、直接ではない触れ方に変えるのもいい。それでも痛む、何日も痛みが残る、同じ場所がいつも痛む、というときは、がまんを重ねずに第6章を読んでほしい。

濡れにくい

潤いは興奮とともに増えていく。けれど、気持ちが高まっていても、体の潤いが追いつかないことはある。月経が終わること(閉経)などで、女性ホルモンのひとつ(エストロゲン)が減ると、腟の組織が薄く乾きやすくなることも知られている(MSDマニュアル家庭版)。濡れにくいことは「感じていない証拠」ではないから、遠慮なく潤滑剤に頼っていいんだよ。

集中できない

明日の予定や体型のこと、「今日もだめかも」という考えが浮かぶと、感覚が遠のいてしまう。そんなときは、よけいな考えを追い払おうとしなくていい。「今、指先がどこに触れているか」「温かいか、ひんやりしているか」に、注意をそっと戻す練習が役立つかもしれない。これはマインドフルネスと呼ばれる方法だ。性的な欲求や興奮に悩む女性26人のグループ講習では、性的な欲求や悩みの点数がよくなった(Brotto ら, 2008)。

ただしこれは少人数の研究なんだ。比べるためのグループ(対照グループ)もない、お試しの段階の研究(予備的な研究)だよ。「役立つ人がいるかもしれない」くらいに受け止めてね。

罪悪感がある

「はしたないのでは」「いけないことでは」という気持ちは、育った環境や文化から来ていることが多い。研究でも、年齢や教育、宗教、人間関係など、心と暮らしにまつわる要因(心理社会的な要因)が、女性のオーガズムと関わるものとして取り上げられている(Meston ら, 2004b)。性教育サイト「命育」は、ユネスコなどの国際的な指針をもとに、こう伝えている。性的な気持ちや欲求は自然なもので、恥ずかしいものではない、と。自分の体を知って大切にすることは、誰かを傷つける行いではないんだ。

届かなかった日の自分を責めるのは、もうおしまいにしよう。うまくいかない日も含めて、ぜんぶがあなたの道の一部なんだ。

修行のお題 終わったあとに3行だけメモしよう。「気が散ったこと」「心地よかったこと」「次に1つだけ変えてみたいこと」。3回分たまったら読み返して、共通点を探してみてね。

参考にした資料

← 第3章第5章 →